
たとえば、中古車。同じ車種でも、色や装備、年式から走行距離、経年劣化等まで、一台として同じものはありません。
そんな商材にもかかわらず、現物を見せずに出品し、現物を見ずに落札するには、信頼できる検査がなければ、怖くて取引できません。
そこでオークネットは、車両検査の専門会社「株式会社AIS」を第三者機関として設立しました。「AIS検査」は、20年以上にわたり、年間約70万台の検査で培ったノウハウを活用。全国170名におよぶ認定検査員が、300以上の項目を徹底的にチェックする体制が敷かれています。
「AIS検査」は、トヨタ・ホンダ・日産・マツダ・スバルの各メーカー系中古車事業会社からも強く支持され、中古車両検査に欠かせない「信頼の証」として、業界スタンダードとなっています。
また花きでは、鮮度・品質管理などの国際認証「MPS」(花き産業総合認証システム)を、インターネットを介したオークションとして世界で初めて取得。
デジタル機器では、データ消去ソフトで世界トップシェアを誇る「Blancco(ブランコ)」と日本法人を合弁で設立。個人情報などのデータの徹底消去と検査・グレーディングを行う体制を整備しています。
オークネットは、水平展開する分野すべてで、安心して取引できる仕組みを構築しています。
オークネットの歴史は、最適なシステムの歴史といっても過言ではありません。
世界初のTVオートオークションで利用したテクノロジーは、なんとレーザーディスク。
それから、通信衛星を経て、インターネットへ。インターネットでは、アナログ回線からブロードバンドへ。2015年以降は「WEBSocket(ウェブソケット)通信」という、WEBリアルタイム・双方向通信に進化しています。
オークネットは、常に情報流通の観点で、一歩先を読み、最適なシステムを日々追求しています。
信頼と最適なシステムに加え、オークネットでは出品会員と落札会員の双方が安心して取引できるように、出品や輸送手配代行をはじめ、代金決済、物流システムなども構築しています。
単にオークションの出品・落札だけでなく、このように独自の運営ノウハウを積み上げてきたことにより、中古車をはじめとして、中古バイク/花き/ブランド品/中古デジタル機器/中古医療機器と他業種にまでビジネス展開することが可能になりました。今後も会員企業のビジネスを支え、その発展に寄与していきます。
オークションの外側にあるビジネス領域はさらに拡がっています。
たとえば、中古車では、会員企業の集客支援・小売支援をサポートするWEBサイト「オークネット.jp」や、信頼性の高い検査システムを活用した大手ディーラー店の査定代行ビジネスを提供。中古バイクでは、会員企業の集客支援・小売支援・経営支援の3つの視点からサポートする総合WEBマガジン「バイクの窓口サービス」等。川上から川下まで、会員企業のビジネス支援をどんどん進化させています。